グッピーは卵は産みません
メスのお腹の中で受精し孵化し、稚魚の状態で出て来ます
稚魚で産み落とすメダカの仲間を「卵胎生メダカ」と言い
グッピーはその代表種です
産み落とされた稚魚は、他の混泳魚はおろか
産み落とした親にまで食べられてしまいますので、隔離する必要があります
専用の隔離箱が市販されています
この隔離箱ですが、水槽の中に入れてキスゴムで止めるタイプと
水槽の外に引っ掛けて使うタイプがあります
どちらも、子供を食べられない様に上手く考えて作られているのですが、管理が大変なのです
水槽の中に入れるタイプ(水面に合わせて止める)は、水換えの時に水位に合わせて移動しなければ成りませんし
コケが付いたりエサが引っ掛かったりと、都合の悪い事が出て来ます
外に引っかけるタイプは、管理面では使いやすいのですが
おっちょこちょいの僕は、身体を引っかけたりぶつけたりと、事故のもとに成るので使いません
僕がグッピーの繁殖に使っているのはこのケースです

100均で売ってるこれを使っています

フィギアとかミニカーを飾るコレクションボックスと言うプラケースです

満水で 800cc ほどの小さいケースですが
グッピーやエビの移動、リセット時のソイルのかき出しなどにも使えて便利です

子供を産みそうなメスを見つけ、こんな感じで入れます
水が多いと、飛び出す事があるので水は少なめです
出来れば、ネットなどでフタをするのがベストでしょう

アルビノの稚魚は、産まれて直ぐは目が見えないので底に沈んでいます
底に沈んでる間は食べられませんし
お産中と、産み終わってしばらくは、親も放心状態なので食べません

泳ぎ出すと危険です、親に食べられてしまします
水草は、難を逃れる為の隠れ家です

産み終わったら、親と水草を出して稚魚だけにします
産まれた日付を書きます

初産の時は30匹ほどしか産みませんが、回を追うごとに増えて来ます
この日は4回目のお産で、61匹産みました
飼育水温にもよりますが、1ヶ月置きに産みます
現在の飼育水温は23度です

産まれた稚魚は、1ヶ月間このケースで過ごします
濾過はおろか、エアすら無しで元気に過ごします
赤い日付は産まれた日を、黒い日付は水換えをした日です
エサは、フレーク状のメダカ用のエサとグッピー用のエサを電動ミルで粉末にした物と
活きたブラインシュリンプです
狭いケースの方がエサが食べやすく、エサ落ちする事がありません
先日紹介したブルーグラスの稚魚です生後2週間が過ぎました、順調に育っています
※ この管理方法は、部屋全体を空調管理していればこその業です
ヒーター管理の場合は、専用の飼育箱を水槽に入て産ませましょう ※
RREA Super Full Platinum High Dorsal (生後3ヶ月)