落ち葉

雨の力を借りて溶け出した養分は
自らも吸収して花を咲かせる
必要以上の養分は土に浸みて
川を下り海へと運ばれる
海の生き物を育てる
吉田拓郎 - 吉田町の唄 1992
作詞:作曲 ★ 吉田拓郎
昔その人は赤児を抱いて
いつか故郷を拓けと願い
「父を越えて行け」と名前をさずけた
母は影のようにたたずみながら
すこやかであれと涙を流す
のびやかにしなやかに育てよ子供
やがて大地踏みしめ太陽になれ
祖母に手をひかれ海辺を歩く
はるか遠い国へ胸をおどらせ
風がほほを過ぎて7才の夏の日
姉の唄う声は小鳥のようで
心ときめいて足をはやめる
のびやかにしなやかに育てよ子供
やがて大地踏みしめ太陽になれ
兄の進む道はたくましそうで
あこがれのようにまぶしく写る
「強くなれたらいい」 12才の秋の日
友と汗をふき山に登れば
たぎる想いゆれて命とおとし
時は川の流れ19才の冬の日
あの日その人はやさしく笑い
母の手をにぎり旅に出かけた
おだやかにやすらかに眠れといのる
やがて雪をとかしてせせらぎになれ
いくど春が来てあの日をたどる
この名も故郷も静かに生きる
雲が空に浮かび人の顔になる
昔その人が愛した場所に
若い緑たちが芽をふきはじめ
のびやかにしなやかに育てよ子供
やがて大地踏みしめ太陽になれ
のびやかにしなやかに育てよ子供
やがて大地踏みしめ太陽になれ

30年以上も前に見たNHKドキュメンタリー
広島の牡蠣が不漁でその原因と対策に関する番組でした
年2回収穫出来たのが1回しか取れなかったり
粒が小さく、大きくならないと言う問題でした
不漁の原因の一つが山から流れてくる水の養分不足です
養分の多くは、落ち葉によるところが多く
高度成長期に促進されたスギやヒノキの植林で
材木にならない落葉樹の伐採が原因でした
解決方法として山を買い取り、桜を植林していました
桜は花も楽しめて、秋には沢山の葉を落としてくれます
あのとき植えていた桜も
今では立派な樹に育っているでしょうね
養分の多い水が海に流れ込むと
植物プランクトンが発生します
この植物プランクトンが牡蠣のエサなのです

蛇足ながら
植物プランクトンが豊富な水域には
それをエサとする動物プランクトンが増殖します
原生動物(繊毛虫)や甲殻類(ミジンコ・オキアミ)やワムシを
動物プランクトンと言います
これらをエサとして繁殖するのが小さいエビの仲間たちです
稚エビは稚魚のエサとなり
稚魚はそれよりの大きい魚のエサとなり最後は人の口へ・・・
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